2013年1月2日水曜日

2013年初読書「万能鑑定士Qの事件簿 I」

万能鑑定士Qの事件簿 Iを読みました。帰省の新幹線でです。
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫) 松岡 圭祐

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-04-24


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名古屋~東京の2時間で読み終わらず家に着いてからも読んで一気に最後まで読み切りました。その後地元の本屋さんで2巻も買いました(笑)
 面白かったです。


松岡圭祐さんが美少女ミステリー…?という驚き
 元はこの作者の「催眠」が好きだったのでした。なのでハズレはないだろうと思い名駅で購入。作者買いです。
 しかし「催眠」の時のイメージが強く、美少女のイラストがついていたのには驚きました(笑)
 内容としては通勤時間に読むのにちょうどよい軽めのミステリーといった感じ。(余談ですが、私の場合社会人になってから気持ちが引きずられる小説を読めなくなりました。)
 やっぱりミステリーは探偵が美少年だったりイケメンだったりナイスミドルだったりしないといけないのかな~と余計な事を思ったり。逆転裁判のタクシューさんが「やっぱキャラなんだよなぁ」とつぶやいているのを見過ごせなかったり。

★ヒロイン・万能鑑定士莉子
 とかくヒロインの描写が多かったです。事件よりもヒロインが何故万能鑑定士を始めたかという経緯の話。
 なかなか不思議系な探偵役でした。
 上京に伴って天然キャラから知的ビューティー(?)への転身 を果たした莉子さん。
 その部分が新しいキャラ設定だと思いました。複雑な分難しいキャラ設定だとも思いますが…。
 どんな人物なのかは是非読んでみてね!(ステマ

★ワトスン役 雑誌記者小笠原
 さえない。
 冴えないだけで終わっちゃいけないな…。ううんと。
 角川書店の雑誌記者という設定が面白かったです!角川書店の裏話(どこかかしろにハルヒ)とかがかいまみえたり…☆
 肝心の小笠原は…冴えない。冴えない以外になんか特徴ないかな~と思ったけど…まぁ、冴えない。


●人の死なないミステリー
 この本の帯には「人の死なないミステリー」というキャッチコピーがありました。人が死にません。
 雑学などを組み合わせたミステリーでした。

●1巻と2巻は話が繋がっている
 実を言うと1巻は2巻と合わせてこの話が完結という、私は1巻で終わると思って買ったのですぐに2巻を買いに行く羽目に…。
 複線などが大きく2巻に繋がっているので1巻のみの評価が難しいところ。
 1巻は小さな謎解きと登場人物紹介的な役割が大きく、複線などミステリー的な仕掛けは2巻に入ってから。1巻と2巻は続けて読むことをお勧めします
 感想も2巻へ続く!…けば、いいな。